お知らせ
ヒトパピローマウイルス(HPV)9価ワクチンの定期接種化につきまして
2023年03月27日
令和5年4月1日施行の予防接種実施規則の改正により、京都市においても4月1日以降
ヒトパピローマウイルス(HPV)9価ワクチン(シルガード9)が定期接種化されます。
従来京都市ではHPV 2価/4価ワクチンの定期接種が行われていました。
200種類以上存在するHPVのうち、がんの原因となるものは一部ですが、
HPV16/18は発がんまでの期間が短い事が知られており、若い世代の子宮頸がん、
特に20代の子宮頸がんは90%がHPV16/18型によるとされています。
ハイリスクHPVであるHPV16/18をカバーした2価(サーバリックス)さらにローリスクHPV
であるHPV6/11をカバーした4価ワクチン(ガーダシル)を接種する事で
子宮頸がんの原因の50-70%を防ぐ事ができるとされています。
9価ワクチン(シルガード9)はHPV6/11/16/18に加え、HPV31/33/45/52/58も
カバーする事で子宮頸がんの90%近くを予防できるのではないかと期待されています。
対象は従来の定期接種の対象者と同じで、
平成9年(1997年)4月2日~平成23年(2011年)4月1日生まれの方の内、
HPVワクチン接種を3回完了していない方となります。
令和5年5月~7月にかけて順次予診票が送付される予定となっています。
従来の2価/4価ワクチンが3回接種であったのに対し、
9価ワクチンは
1回目接種時に15歳未満であれば基本は2回接種(初回、初回から6ヶ月後)
15歳以上であれば3回接種(初回、初回から2ヶ月後、初回から6ヶ月後)となります。
15歳未満の方でも希望される場合は3回接種可能となっています。
すでに1,2回目を2価/4価ワクチンで接種されている方は原則同じ種類のワクチンで
3回接種を終了するという事になっております。
引き続き定期接種の対象は女性のみとなっており、
シルガード9は日本では男性に使用する事が現在できませんので
ご希望の方は4価ワクチン(ガーダシル)を自費で接種する事は可能です。
価格は15000円×3回となります。
ご希望の方は取り寄せの都合上3営業日前までに電話にてお問い合わせ下さい。
定期接種化により取り寄せに時間を要する可能性もございますので
余裕をもってご予約下さい。