内視鏡検査
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
土日も内視鏡検査、
日帰りポリープ切除が可能です。
肛門から内視鏡を挿入し、直腸から大腸全体を直接観察する検査です。
大腸ポリープ、潰瘍、腫瘍など様々な病変の早期発見に有効です。
普段仕事が忙しく平日に時間をとれない方でも、土日に内視鏡検査を受ける事が可能です。
また大腸カメラでは発見したポリープを日帰りで切除する事が可能です。
当院では拡大観察機能のついたハイビジョン対応の細径拡大内視鏡を採用しており、検査
中に発見したポリープは、画像強調システムや色素観察などを用いて詳細な観察を行いま
す。当院で切除の可能と判断した場合(小さな良性のポリープなど)は、その場でポリー
プの切除を行う事が可能です。数が多すぎる場合など、全ては切除しきれない場合もあり
ますのでご了承下さい。
※血液を固まりにくくする薬剤を複数飲まれている方や休薬リスクや高い方、
大きさや形のいびつさなどから大きな病院での切除が望ましいと判断した場合は、紹介状を作成させていただきます。
大腸カメラ検査は
このような方におすすめ
- 便に血が混じる
- しっかりとした便が出なくなった
- お腹がよく張る
- 便潜血検査で1回以上陽性だった
- 下痢を繰り返す、便に粘液が混じる
- など
大腸カメラ検査で発見できる疾患
- 大腸がん、大腸ポリープ
- 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)
- 虚血性腸炎
- 感染性腸炎
- 大腸憩室症
- 痔核
- など
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ
FLOW
外来受診
まずは外来受診していただき、症状をお聞きしながら医師が診察をいたします。
診察で大腸カメラ検査が必要と判断した場合、検査日程を決定いたします。
診察終了後に前処置のための下剤をお渡しします。
腸管洗浄剤の種類により内服方法や連絡のタイミングなどお伝えします。
検査前日
大腸に便が残らないようにするため繊維質の多いもの、海藻類、キノコ、こんにゃく、
種を多く含んだものは避けて、消化の良い食べ物を心掛けて下さい。
便秘がちな方、前回の大腸カメラでなかなか便がきれいにならなかった方は
数日前からそのような食事して頂いた方がよい場合もあります。検査用の食事もございます。
夕食は午後9時までにお摂りください。水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取は可能です。
就寝前に下剤をお飲みいただきます。
検査当日
朝食は絶食です。水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の少量摂取は可能です。
午前中に前処置として腸管洗浄剤を1-2時間かけて飲み、ほとんどカスのないレモン色の液状便になるまで何度もトイレに行って頂きます。前処置は通常ご自宅で飲んで頂きますが、院内で飲んでいただく事も可能です。
※内服して頂くスペースに限りがあり院内で内服を希望される場合、最短での予約は困難な場合があります。
- ちびちび飲むよりはある程度一気に内服して休憩するという方が効果的です。
- 休憩している間はじっと座っているよりは歩いたり体の向きを変えたりして腸管を刺激してください。
- 強い腹痛や嘔気等が現れた場合には内服を中止して、ご連絡下さい。
来院
排便状況を当院にご連絡下さい、来院時間をお伝えします。
鎮静剤を希望する方は、ご自身の運転での車・バイク・自転車でのご来院はお控え下さい。
検査準備
来院後、当院でご用意する検査着・検査用パンツに着替えていただきます。
検査用パンツは穴が開いている方がお尻側となります。
ご自宅で便がきれいになりきっていない場合には浣腸を施行する場合があります。
鎮静剤をご希望の方は点滴を行い、検査開始となります。
検査の開始
検査台上に横になり、内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体および小腸の終末部を観察します。検査時間は挿入に5分前後、観察に10分前後です。
腸の長い方や肥満の方、手術後等で癒着があったりする場合には挿入に時間がかかったり、疼痛を生じたりする場合があります。腹部の圧迫や体位変換などを行い、なるべく疼痛の出ないように挿入してきます。
稀にひどい癒着等の影響で腸管が非常に狭くなっていたり硬くなっていたりする場合があり、無理をすると穿孔する可能性がありますので危険と判断した場合には途中で引き返させて頂きます。また、稀に腸管のたわみやすい方でカメラが根元まで入っても奥まで届かない場合もあり、そういった場合にも挿入できたところまでで引き返させて頂く事がございます。
必要に応じて、色素散布や拡大観察、細胞の組織検査を行います。
検査中に切除可能な大腸ポリープがあった際には同時に切除します。
検査後
実際の検査画像を見ながら医師から説明いたします。
組織検査やポリープ切除を行った場合は、2週間後に結果をお伝えしますので再度受診してください。
鎮静剤を使用した方は、30~1時間程度院内でお休みいただきます。
鎮静剤(麻酔)を用いて検査をした場合には、検査後30分~1時間は院内で休んで頂き、
その後も当日中は運転ができません。
組織やポリープをとった場合も同様に院内でお休みいただいた後ご帰宅頂きます。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の費用
検査費用 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
大腸カメラ (観察のみ) | 2,000円前後 | 6,000円前後 |
大腸カメラ + 生検 | 3,000〜 5,000円前後 |
9,000〜 15,000円前後 |
大腸カメラ + ポリープ切除 |
7,000〜 10,000円前後 |
20,000〜 30,000円前後 |
※別途薬剤料や注射料などの実費がかかります。