形成外科コラム
保険診療 顔面皮膚腫瘍(脂漏性角化症 いわゆるいぼ) 症例 術前と術後経過4か月半
2023年10月07日
当クリニック(京都市上京区 西陣エリア うつぼや町クリニック)での右頬皮膚腫瘍(80代女性) 保険診療での切除とその経過です。
術後4か月半では、真皮層全層で深くとって縫合した傷と周囲の色素沈着がわずかに残る程度です。
これから1年ほどかけてもっと傷跡が薄くなります。
右頬に周囲に色素班を伴う皮膚腫瘍がありました。
周囲の色素班は真皮浅層で切除し中心部の腫瘍は脂肪層まで切除しています。
この腫瘍は脂漏性角化症という良性腫瘍(いわゆるいぼといわれるもの)でしたが、拡大してみてもみるだけでは悪性でないかはわかりません。
傷跡も数か月かかりますが、このようにとてもきれいに治るので、気になる皮膚腫瘍のある方はぜひ切除を考えてみてください。
当クリニックでは、形成外科専門医・医学博士の上田が手術を担当しています。
術中術後の工夫や、術後の後療法で傷を目立たなくすること、傷跡のない治療になることを心がけています。