形成外科コラム
20代ニキビ男性の治療症例 保険治療のみ、治療期間3か月間
2024年09月09日
京都市上京区西陣エリア(堀川今出川 地下鉄烏丸線今出川駅から600m)うつぼや町クリニックです
当院ではニキビ治療にも力を入れています。
ニキビ治療と向き合える方であれば、保険診療でも、じっくり取り組むことで必ず改善します。
20代男性のニキビ治療の例です。高校生のころから特に夏場ニキビに悩まれていました。
他院皮膚科で治療歴がありましたが、きれいになるのに時間がかかり、少し改善したところで挫折して治療を終了していました。
初診時(2024.2/5)ベピオローション2.5%、内服はビブラマイシン100mg 1錠/日、シナール2錠/日、ビタミンB6錠30mg 2錠/日、ハイボン20mg 2錠/日で治療を開始しました。
3週間後には炎症が落ち着いたためビブラマイシンを終了し、ベピオローションと内服は継続しています。
患者様より、「以前はきれいになるのが遅くて、挫折していた、今回は効果が早くて励みになる。」との言葉が聞かれました。
治療開始より1ヶ月(2024.3/18)、額に新たにニキビができ、ベピオローションからエピデュオに変更しました。
体のかゆみが出現し、ビタミンB2やB6による乾燥が考えられたので、下着はナイロン製のものを避けていただき、ボディクリームの使用を開始しました。(DRXパーフェクトボディミルク)
手のかゆみに対しては、ボアラ軟膏(合成副腎皮質ホルモン外用剤)を使用し、いずれの症状も改善しています。
治療2か月後(4/8)には新たなニキビの出現はなくなっています。
治療3ヶ月後(5/13)には赤みもずいぶん改善してきれいになりましたが、内服と外用薬は継続しています。
夏場は日焼けの機会が多いためエピデュオからベピオローションに変更しています。
一見治癒したように見えてもマイクロコメドという目に見えない毛穴のつまりがあり、治療を中断するとニキビは再発してしまいます。
再発を予防するため、治療を継続することが大切です。
ニキビを最短できれいに治すためには、肌を正しく認識し、体質と生活習慣に沿った正しい治療を行う必要があります。指導に従って患者様ご自身が真摯に治療に向き合うことが重要です。
生活習慣の改善が大変であったり、薬の使用感が気になることもあるかもしれませんが、前向きな姿勢で治療を続けていただければ、必ず良い結果が期待できます。
薬の刺激感など辛い症状は緩和する工夫もございます。
主に保険診療で治療していますが、保険診療でどうしても効果がない場合は自費治療をご提案することが可能です。
自費治療に関しては、イソトレチノインの内服治療やピーリング、IPL治療、ニキビ跡のサブシジョン治療に対応しています。
患者様が前向きに治療に取り組めるようしっかりとカウンセリングをし、洗顔やスキンケア、生活習慣の確認と指導を含め、ニキビ治療のサポートをさせていただきますので、どうぞ安心してご相談ください。