形成外科コラム
位置別の粉瘤の特徴と取り方③耳の後ろ
2022年06月16日
耳の後ろにまとまって粉瘤ができることがあります。
粉瘤が連なったような慢性膿皮症という状態を呈していることもあります。
よくみるとぼこぼこと小さな穴がたくさんあってそれがすべて粉瘤もしくは慢性膿皮症になります。
見えない場所なのですが、感染しやすいので、感染していない時期にとってしまうことをお勧めします。
(感染している状態というのは、赤く腫れており、さわって痛みがあり、場合によっては膿がでてくる状態をいいます。)
耳の後ろは傷が目立たずきれいに治りやすい場所です。
感染している場合は、感染を内服外用もしくは切開排膿で落ち着けてから3か月後に根治的切除術を計画します。