形成外科コラム
位置別の粉瘤の特徴と取り方⑤頸部(首)
2022年07月19日
頸部はしばしば粉瘤ができる場所で目立つので切除希望が多い個所です。
頸部は傷がきれいに治りやすい部分で、特に前頸部は傷がきれいに治ります。
(後頚部に関しては肩に近い場所は肥厚性瘢痕やケロイドになりやすい場所になります)
ただし、摩擦や日焼けによって、傷痕の色素沈着になると痕として長く残るので、
手術して抜糸したのちは保湿と日焼け対策が必要です。
保湿は、狭い範囲であればテーピング(ピタシートを含む)でもいいですし、
テープにかぶれやすい方でしたら、市販のボディクリームを塗布するのでもかまいません。
きれいになるまで2か月から半年ほどかかります。